北区の母親学級はどんなことをするの?はぴママ学級を受けてみました。

北区母親学級

はぴママ学級ってなに?

東京都北区のはぴママ学級と呼ばれる母親学級/マザークラスは、ほぼ毎月、平日に北区保健所、赤羽会館、滝野川健康支援センターの3会場で開催されており、全3回、2時間の講習会となっています。

はぴママ学級の雰囲気は?

毎回、簡単な自己紹介(名前、住まい、出産予定日)とトークタイムがあり、ざっくばらんにお話をする機会がありました。
安定期(妊娠5ヶ月/第16目頃)から受講できます。私の場合、妊娠6ヶ月(第22週目)から受け、出産予定日が1日違いの方が1人いらっしゃいましたが、ほとんど出産予定日が1〜2ヶ月前と近い方が受講されている印象でした。平日開催のため、会社勤めの方は産前育休中に参加されているのではないかと思います。中には忙しくて受けたくても受けられない方もいらっしゃるかもしれませんね。そんな方のために、どんなことをやったのかを簡単ですがご紹介したいと思います。

第1回・はぴママ学級レポート

第1回目は助産師さんからのお話でした。助産師と言っても、病院に勤務している助産師ではなく、北区であったり、家でお産される方のサポートをされている助産師ということでした。

①妊婦体操・呼吸法
まず、1時間ほど妊婦体操をしました。自宅でマタニティ・ヨガをしていますが、そのポーズと似たようなポーズでした。安産ポーズはどこでやっても同じなんですね。とても気持ちよかったです。改めて運動しなければと思いました。もちろん、マタニティ・ヨガをやったことがない方も簡単なポーズなので気持ちよくできると思います。
次に呼吸法について。一昔前まではみなさんご存知ラマーズ法を練習していた時期もあったようですが、今はそれに限らず自分の楽な方法でするのがよいとのことです。「楽な方法って言われてもわからないよー」という方は、ゆっくり1、2、3と数える中で深呼吸をしてもらえればとのこと。コツは、吸うことより、吐くことを意識すること。人間、息を吐けば自然と息を吸うから。過呼吸も防げるのでよいとのことです。呼吸法については、ヨガをやっていると自然と身につくかもしれませんね。

②お産の進み方
初産の方は、陣痛が来てから、出産されるまで平均で24時間ぐらいかかるそうです。その間、どんな様子で進むか具体的に話してもらいました。
ポイント1:陣痛が来たと思っても前駆陣痛かもしれないので慌てない。
ポイント2:夜に陣痛が来る場合が多い。もしそのまま寝られるなら寝て体力温存しておく。
ポイント3:ご飯も食べられるものを食べておく。
ポイント4:陣痛の間隔をメモすることはないが、だんだん間隔が狭くなってきたら産院に相談する。
ポイント5:陣痛で痛いと思う時間は1分ぐらい。呼吸法をするなりリラックスすることが大事。
とても貴重なお話でした。

③トークタイム
お産についてわからないことを助産師さんに質問しました。

第2回・はぴママ学級レポート

第2回目は歯科衛生士さんと栄養士さんからのお話がありました。
(今回は初回でもらったテキストを使いました)

①歯の話、歯の磨き方
・妊娠中は虫歯になりやすいので気をつけましょう。
・歯の磨き方。歯ブラシは力が均等に伝わりやすいように、山切りカットの歯ブラシより、平らな歯ブラシの方がよい。
・デンタルフロスの使い方。歯ブラシでは6割ほどしか汚れが取れないので毎日デンタルフロスをするように習慣化させましょう。デンタルフロスをすることにより汚れがほぼ全て取れます。また、子どもの歯磨きでもデンタルフロスを使うので、今のうちに慣れておこう。慣れないうちはワックス付きのものが滑りやすくて良いそうです。

②妊娠中の食事のポイント
・バランスのよい食事とは?主食+主菜+副菜を毎食きちんと取りましょう。
・だしの取り方。
・体重の話。最近は「増えすぎ」よりも「増えなさすぎ」が問題になっているため、病院でもそんなに言われなくなりましたが、適正な体重になるように心がけましょう。
・この機会に食事のことについて考えることにより、家族の健康や産まれてくる子どもの食事についても考えるよい機会にしましょう。

③先輩ママさんとのおしゃべり
生後3〜4ヶ月のママさん2人がいらっしゃり、出産のことや産後のことについて話してくれました。
・出産に時間がかかり、体力の消耗が激しく、産後体調が優れなかった。出産もそうですが、産後のためにも体力つけておくといいと思います。
・産後、病院で赤ちゃんと同室でほとんど眠れませんでした。すぐにおっぱいが出ずに、出ないけど赤ちゃんに吸わせて出るようになりました。退院後自宅へ戻り、今まで気にならなかった部屋の汚さが気になってしまい、ちゃんと綺麗にしておくように、旦那さんにお願いすればよかったと思いました。
・がんばりすぎないようにまわりに頼るようにしてください。
というようなお話でした。貴重なお話ありがとうございました。

第3回・はぴママ学級レポート

いよいよ第3回目、最終日となりました。今回は助産師さんから赤ちゃんのお風呂入れ(デモンストレーションと実習)、赤ちゃんの衣類、産後の生活(身体の変化、授乳など)と保健師さんの方からトークタイムを行いました。

①赤ちゃんのお風呂入れ
<準備>
・ベビーバスに、夏37〜38℃位、冬40〜41℃位のお湯を入れる。
・座布団やマットの上に沐浴後に着させる服を袖を通して広げておき、その上におむつ、一番上にバスタオルをひいておく。
<手順>
Ⅰ.衣類を着せたまま、お湯をしぼったガーゼで顔をふく。
Ⅱ.衣類を着せたまま、洗面器のところに持っていき、石鹸をつけて髪の毛を洗う。ガーゼを使って石鹸を流す。
Ⅲ.衣類を外し、石鹸を手につけ身体を洗う。腕や手、お尻や背中も忘れずに。着ていた服で石鹸を拭き取る。
Ⅳ.沐浴布をかけて、ベビーバスに足から入れる。お湯をかけてあげる。気持ちよさそうにしていたら沐浴布を取っても大丈夫。
Ⅴ.バスタオル(湯上りタオル)で水分を拭き取り、おせそや耳、鼻に入った水分を綿棒で拭き取る。
Ⅵ.衣類を着せる。
Ⅰ〜Ⅵを10分ほどで終わらせる。
(この方法は赤ちゃんを落としたりする危険がない、一番安全な入れ方だと助産師さんがおすすめしていました)
<注意点>
・ベビーバスから赤ちゃんをあげるときは、くれぐれも振らないように、水平移動すること。
・赤ちゃんの肌はとても柔らかいので、ごしごしこすらない。バスタオルは赤ちゃん専用のものでなくても良いが、ごわごわしていない、柔らかいものが良い。
・夏場や汗をたくさんかいたときはお風呂に入れても良いが、石鹸は使わずにお湯で流す程度で。石鹸を使うのは1日に1回のみ。
・お風呂の時間はご家庭の都合で何時でも(朝でも昼でも夜でも)大丈夫ですが、毎日決まった時間帯に入れるようにすること。

②赤ちゃんの衣類について
短肌着、長肌着、コンビ肌着、ドレス(カバーオール)、ベスト、帽子の説明がありました。
基本的に、短肌着+長肌着又はコンビ肌着で、寒い場合はドレス(カバーオール)+ベスト着用。帽子はお出かけ時に防寒と頭を守るために着用します。靴下は、お部屋にいるときは不要、外出時に着用します。

③産後の生活(身体の変化、授乳など)
産後、悪露が始まることと、分娩後2〜3日ごろからお乳の分泌が始まることの説明がありました。赤ちゃんが吸いやすいように、36週目ごろから乳首の手入れをしましょう。(詳しいマッサージ方法は病院でやるそうなので割愛になりました。)

④トークタイム
4〜5人のグループになって、自己紹介(名前・住まい・出産予定日)と出産に向けて楽しみなこと、不安なことを話しました。私のグループには、同じ産院で無痛分娩される方がいらっしゃり、無痛分娩への気持ちがゆらぎました。みなさんそれぞれ不安なことがあって、直前までお仕事されていた方は、準備時間がとれなくて、部屋の掃除などやることがたくさんあるとおっしゃってました。

全3回のはぴママ学級を終えてみての感想

今まで何をしたらいいのか漠然としていたものが、はぴママ学級を3回を受けたことによって具体的にイメージすることができました。
ベビー用品ショップでもらう出産準備リストをみて、何を買ったらよいのだろうかと途方に暮れていましたが、今回の講習で使ったり、紹介のあった必要最低限もので大丈夫だと思いました。必要になったらその都度買うようにしましょう。
そして、全3回を通してお世話になった担当の保健師さん。優しくて、くだらないこんな質問してもいいのかなと思うようなことにも丁寧に応えてくださり、出産後にも安心して相談できる環境であることを感じました。そういった意味でも、ご都合が合えば、自宅から一番近い会場で受講されると良いと思いました。ちなみに、余談ですが、私が受けた北区保健所のトイレは和式しかなくてつらかったです(笑)
全3回、貴重なお話と体験、ありがとうございました。

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参考URL

北区ホームページ

*この記事は2017年8月の体験によるものです*

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