2019年10月。台風19号により、関東地方や甲信地方、東北地方などで記録的な豪雨災害となり、甚大な被害をもたらしました。2018年7月の西日本豪雨災害、2019年8月の九州北部大雨災害、9月の台風15号、そして今回の台風19号。被災された皆さまへ心よりお見舞い申し上げるとともに、1日でも早い復旧と復興を心よりお祈りしています。
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水害について考えよう!
さて、私たちの住む街で水害が起きた場合について考えてみました。荒川は、過去幾度となく洪水による氾濫を起こしてきましたが、もし荒川が氾濫した場合、なんと!東京都北区ではJR京浜東北線の東側、北区の半分以上が浸水することが予想されるのです。河川に近いエリアでは最悪の場合10m浸水が想定されるエリアもあります。マンションの階数にするとおよそ5階付近まで浸水してしまうことになります。戸建ての方やマンション低層階の方は、早めに東十条・十条・赤羽台・桐ケ丘方面へ避難をしましょう。そして、「うちは高層階だから大丈夫」と思っている方も油断しないでください。もう一度、ハザードマップを確認して、避難場所、避難経路を確認しましょう。
→東京都北区洪水ハザードマップ私が考えた避難すべきとき
<戸建てやマンション低層階の方>
□「避難準備」が出されたら高齢者・小さい子連れは避難を開始。またはいつでも避難ができる準備を。
□「避難勧告」は速やかに避難をする。
□迷った場合は、とにかく避難する。
上記を夕暮れ前までに避難する、しないの判断をする。避難情報はあくまでも目安なので、自己判断・自己責任で行う。
<マンション高層階の方>
部屋が浸水しなくても、河川に近いエリアでは2週間以上水が引かないことが想定され、その間水道・電気・ガスなどのライフラインがストップすることが想定されます。外に出られず、孤立した状態になります。
□電気が止まって、冷房や暖房が止まっても過ごせる季節か?
□飲料水や生活用水が十分に備えがあるか?
□簡易用トイレ・非常食も十分に蓄えがあるか?
最悪の場合を想定して、2週間上記の条件を満たせれば避難せず部屋に留まる選択肢もあるかもしれませんが、実際には難しいと思います。ですので、マンション高層階だからと言って安心せず、早めに避難を検討しましょう。
実際大雨を経験して、大雨で暗い中避難をためらうのも事実です。ハザードマップで自分の住んでいる地域と雨の進路予想を確認して、明るいうちに避難を決断することが大事です。
「避難準備」が出る前までにしておくべき備え
□普段から飲料水や非常食などを用意しておく。
□非常持ち出し品を準備しておく。
□生活用水の確保(風呂にお水をためておく。ダンボール箱に45lゴミ袋を被せて簡易バケツとして利用しても可/ダンボール箱破けないように注意)
□飲料水の確保(鍋や空きペットボトルにお水をためておく)
□スマートフォンを充電して、低電力モードにしておく。
□モバイルバッテリーを充電しておく。
→大容量モバイルバッテリー
□食器洗い、洗濯物はためずに洗っておく。
□乳幼児がいる場合、普段から紙おむつ、粉ミルク、ベビーフード、哺乳瓶の消毒(ミルトン)を多めにストックしておくと安心。
□強風で窓ガラスが破損し、ガラスが飛散しないように養生テープを貼る。
□土嚢または水嚢の準備。水のうは、ダンボール箱に二重にした45lゴミ袋を被せ、半分ほど水を入れて、口をしっかり縛ることにより作れます。
今回、強風に備えてスーパー・ホームセンターなどで養生テープが不足しました。普段から備えておくとよいかもしれません。
また、停電被害に遭われた人から「スマートフォンの電池がなくて困った」と話がありました。しっかり充電して、低電力モードにしておくことと、モバイルバッテリーを充電しておきましょう。
いざというときの非常持出品と非常備蓄品チェックリスト
<非常持出品>
□非常食(カンパン、缶詰など)
□飲料水、水筒
□携帯ラジオ(予備の電池)
→携帯ラジオがなくても、「NHKラジオ」アプリを入れておくといいかも。
□懐中電灯(予備の電池・電球)
→使用できるか確認を!
□ヘルメット・防災ずきん
□ナイフ、缶切り、栓抜き、わりばし
□ティッシュペーパー、ウェットティッシュ
□衣類(上着、下着、くつしたなど)
□雨具(カッパ、アウトドア用のものがあれば可)
□生理用品、紙おむつ
□救急医薬品(キズ薬、ばんそうこう、解熱剤、かぜ薬、胃腸薬など)
□常備薬、お薬手帳
□貴重品(預金通帳、印鑑、キャッシュカードなど)
→窃盗、盗難被害があるのでご注意を!
□現金
□健康保険証
□携帯電話、充電器、モバイルバッテリー
□めがね、入歯、アイマスク
<非常備蓄品>
□飲料水(最低1人1日3リットル)
□食品(レトルト食品、ドライフード、栄養補助食品、スープ・みそ汁、チョコレートなど)
□燃料(カセットコンロ、固形燃料、予備のカセットガスボンベなど)
□毛布、タオルケット、寝袋など
□洗面用具(歯ブラシ、石けん、タオル、ドライシャンプー)
□鍋、やかん、ポリ容器、バケツ
□簡易食器(割り箸、紙皿、紙コップなど)
□ラップ、アルミホイル
□ウェットティッシュ、トイレットペーパー
□使い捨てカイロ、マスク、新聞紙など
□簡易トイレ
□予備のめがね、予備の補聴器など
□工具類(ロープ、バール、スコップなど)
□ペットフード
□生活用水(風呂、洗濯機などに水の汲み置き)
□家の中の整理・片付け用品(ほうき、ちりとり、ガムテープ、ダンボール箱)
断水被害に遭われた人から「食器が洗えなくて困っている」との話がありました。簡易食器(割り箸、紙皿、紙コップなど)を用意するか、お皿にアルミホイルを敷き、食べ終わったらアルミホイルだけを捨てることにより節水することができます。
おわりに
この記事をご覧くださったあなた!もう一度、非常持出品と非常備蓄品をチェックしてみませんか?そして、こちらの物が用意できなくても、最優先すべきは自分や家族の命です。避難情報はあくまでも目安です。自己判断と自己責任で行わなければなりません。恥ずかしいことはありません、迷わずに早めに避難してください。私自身も再度確認したいと思います。
公開日:2018年7月
更新日:2019年10月